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インプラントの失敗例と長持ちさせる秘訣とは?

インプラントの失敗例

インプラント治療が多く選択されるようになってきましたが、インプラントのトラブルが全くないわけではありません。

インプラント手術を行う前にインプラントの失敗例と原因を知ってから治療することも大切です。

そこで今回はインプラントの失敗例と原因、長持ちさせる秘訣について詳しく解説させていただきます。

【インプラント周囲炎】

インプラントが細菌に感染すると、ご自分の歯より進行しやすく脱落する可能性が高くなります。

インプラントのトラブルで多いのが「インプラント周囲炎」です。

インプラント手術の時の細菌感染は歯医者側に理由がありますが、毎日のケアが足りないとインプラント周囲炎を起こすこともあります。

1      毎日のケアが不十分

毎日の歯磨きが十分でないと磨き残しが出て細菌感染のリスクが高くなります。

歯ブラシを細かく当てて汚れを除去しましょう。

また、汚れが残りやすい歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシを使って汚れを落としましょう。

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2      定期的なメインテナンスを受けていない

毎日ケアをしていても、苦手な部分や磨きにくい部分は汚れが残りやすいです。

定期的にメインテナンスを受けていないと汚れが残っていてインンプラント周囲炎のリスクが高くなります。

定期メインテナンスでは、その部分の汚れをクリーニングで除去して、汚れが残っている部分の歯ブラシの当て方やお口に合ったデンタルグッズの使い方も確認できます。

【痛みやしびれが続く】

インプラント手術後は数日間痛みや腫れが出ることがあります。

通常は痛み止めを服用すると落ち着くことがほとんどですが、何らかのトラブルがある場合には症状が長引くこともあります。

神経を圧迫している

インプラントの埋入位置が適切ではなく、神経に近すぎて神経を圧迫していると痛みはしびれが続くことがあります。

インプラント手術後に痛みやしびれが長引く場合には歯科医師に相談しましょう。

 

 

【被せ物が欠ける・外れる】

インプラントの手術は成功しても被せ物の調整がきちんと出来ていないと被せ物のトラブルが起きることがあります。

最初は問題なく使用ができていても、定期的にメインテナンスをしていないと被せ物に不具合が出ることもあります。

1      アバットメントが緩い

インプラントと被せ物をつなぐねじの部分が「アバットメント」です。

この部分が緩んでいると被せ物が外れることがあります。

これは、アバットメントを適切な位置で締めることで解決します。

2      かみ合わせが合っていない

かみ合わせが適切でないとインプラント部分の被せ物や特定の歯に負担がかかります。

かみ合わせは環境で少しずつ変わるので、治療後もそのまま放置せずに定期的なメインテナンスを受けてかみ合わせをきちんとチェックしましょう。

【インプラントと骨が結合しない】

インプラント手術をすると骨と結合して安定するので、しっかりとかむことができるようになります。

ただ、インプラントと骨が結合されないとインプラント体がグラグラして抜けてしまうケースがあります。

インプラントと骨が結合しないのには次のことが考えられます。

1      ドリルで骨が火傷した状態になっている

インプラントを骨に埋入する時には、水を注水しながら行います。

まれなことですが、水の注水が不十分だった場合にドリルの熱が加わり過ぎて骨が火傷した状態になることがあります。

そうすると、骨がダメージを受けてしまい、インプラントと骨が結合出来なくなります。

2      インプラントの埋入位置が適切ではない

インプラントの埋入位置が深すぎる場合にはインプラントと骨が結合しないことがあります。

インプラントを長持ちさせるには?

インプラントは治療して良い状態で長持ちさせるためにはメインテナンスが大切です。

メインテナンスでは毎日のセルフケアで足りない部分もお話してセルフケアに役立てていただきます。

そこでここからはインプラントを長持ちさせるメインテナンスについて詳しくご紹介させていただきます。

【インプラントのトラブルの原因になるインプラント周囲炎とは】

 

インプラントのトラブルで最も多いのが「インプラント周囲炎」です。

インプラント周囲炎は歯ぐきの境目にプラーク(細菌の塊)が着いていると炎症を起こして、進行するとあごの骨を溶かしてしまう病気です。

インプラントはあごの骨を支えにしているので、あごの骨が減るとインプラントがグラグラして進行すると抜け落ちてしまうこともあります。

特に歯周病で歯を失った場合にはインプラント周囲炎のリスクが高くなります。

そうならないために、インプラント周囲炎の原因になる磨き残しがないように丁寧に毎日ケアすることや定期的にメインテナンスを受けて汚れが残っていないかチェックすることが大切です。

【メインテナンスの重要性】

 

インプラント治療後に定期的にメインテナンスを受けないとインプラント周囲炎が進行してしまうことや、被せ物が割れることがあります。

そのため、定期的にお口の中を確認するためにレントゲン撮影や歯ぐきのチェックが必要になってきます。

また、汚れが落としにくく磨き残しが残っている部分は歯科医師や歯科衛生士が確認してクリーニングをして汚れを落とします。

そして、その部分の汚れが落とせるようにブラッシングの仕方や歯ブラシ以外のおすすめのケア用品の使い方などをお伝えして毎日のケアに役立てていただきます。

【メインテナンスは何をするの?】

 

1    レントゲン撮影

レントゲン撮影をして、見た目だけでなく骨やインプラントの状態をチェックしていきます。

2    かみ合わせの確認

インプラントはインプラントに負担がかからないように、適切なかみ合わせにすることが大切です。

色のついた紙を咬んでかみ合わせが強くなりすぎていないか確認して、必要があれば被せ物を調整していきます。

 

3    お口全体の確認、歯肉や歯の確認

正しいブラッシングができているか、磨き残しがないかチェックしていきます。

歯や歯肉に炎症が起きていないか、汚れが着いていないかチェックします。

また、レントゲンだけでなくインプラントの状態を確認するために外して中をチェックすることもあります。

そうすると、ねじに緩んでいる場合でも早めに対処することができます。

また、被せ物に不具合がないか状態をチェックします。

4    歯のクリーニング

歯をクリーニングして汚れを落として磨きます。

汚れを落とすことで、インプラント周囲炎の予防してを、ツルツルになることで汚れが着きにくくなります。

5    ブラッシング指導

クリーニングでキレイになった状態を保つためにも毎日のセルフケアが大切です。

毎日の歯磨きで磨き残しが出ないようにするために、汚れが着いている部分の磨き方をブラッシング指導でお話します。

また、お口にあった歯ブラシ選びやデンタルフロス、歯間ブラシなどのケア用品の使い方をお伝えして毎日のケアに役立てていただきます。

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 【まとめ】

インプラント手術が失敗しないためには、事前の精密検査が大切です。

治療前に治療計画をしっかり立ててくれているか確認しましょう。
万が一失敗しても、リカバーする方法もあります。良く担当医のお話を聞いてください

また、インプラントは磨き残しがあると、インプラントトラブルにつながるインプラント周囲炎になってしまいます。

そうならないために、定期的なメインテナンスでケアをしてお口の環境を整えましょう。

毎日のケアと定期的なメインテナンスをすることでインプラントを良い状態で長持ちさせることができます。

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