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保険で銀歯を白くする治療

保険で銀歯を白くする治療方法について

1 保険治療で歯を白くの治療方法の種類

2 保険で白くできる部位や範囲

3 各種費用

4 Brの保険適用について

5 保険でできる白い歯のデメリット

6 保険の白い歯はセラミックなのか?

 

1 保険治療でできる白い歯の治療方法

コンポジットレジン

歯色のコンポジットレジン材料を利用して、歯の欠けや割れを隠したり、変色をカムフラージュしたり、歯の隙間やスペースを閉じたり、歯を長く見せたり、形を変えたりする治療法です。

また、虫歯の修復が必要な場合、詰め物として使用されます。

 

硬質レジン前装冠

金属の裏打ちにレジンを盛り足したもの。基本的には犬歯(糸切り歯)まで使用可能。ブリッジなどにも対応。

 

CAD /CAM冠

歯科用CAD/CAM治療とは、コンピュータ支援設計(CAD)とコンピュータ支援製造(CAM)の技術を利用して、クラウン、ベニア、義歯などの歯科補綴物を作成する治療法です。

1957年に製造業で生まれ、その後1985年から歯科で使用されています。

この技術により、口の中に快適にフィットする精密で正確な歯科補綴物を作成することができ、自然な見た目の笑顔を作ることができます。

歯科医師は、まず患者さんの歯の印象やスキャンを行い、この情報をもとに一人ひとりに合った修復物を作成します。

その後、コンピュータ制御のミリングマシンや3Dプリンティング技術によって、歯科修復物が作られます。

これにより、従来の手作業に比べ、より速く、より効率的に、より高いレベルの精度を実現することができます。

保険適用するのはこのうちクラウン(全体的な被せ物)のみです。

また口の中をカメラでスキャンする方法は保険適用外のため、保険適用の治療をご希望の場合、型取りが必要になります。

2 保険で白くできる部位

コンポジットレジン

全ての歯に適用するものの、強度がないため小さな虫歯にのみ使用される

 

硬質レジン前装冠

前歯の糸切り歯まで適用。ブリッジ適用されるが、失っている歯が多い場合はブリッジも適用しない。

 

CAD /CAM冠

2014年3月までは、臼歯部(前から4番目以降)は銀色の材料で製作されていました。

当時は製作できる技工所が限られていたため、流通もあまりしていませんでしたが、システムが徐々に導入されることで普及してきました。

現在では、第4、第5の歯にはCAD/CAM冠が条件なしで適用されるようになりました。

さらに、2017年12月から下顎第一大臼歯(前から6番目の歯)が一定の条件でCAD/CAM冠の保険適用となり、

2020年4月には上顎第一大臼歯がそれに続くことになりました。

2023年現在、第一大臼歯(6番目の歯)の適用条件は以下の通りです。

第一大臼歯(6番目の歯)のCAD/CAM冠の保険適用条件

・第二大臼歯(7番目の歯)が上下左右4本揃っている
条件はこの一点のみですが、保険適用のCAD /CAMは力に弱いことや、銀歯より削る量が多いため

実際には、厚みを確保できるスペースが十分にある。歯ぎしり食いしばりがないなどの条件も加味することが多いです。


ただし、皮膚科で金属アレルギーの診断書がある場合は全ての歯で適用します。(ブリッジを除く)

CAD /CAM冠保険適用範囲

現在のCAD /CAM保険適用範囲

 

3 各種費用

保険負担額3割の患者様の場合

2020年4月改定料金

コンポジットレジン

歯の表面の小さな虫歯のように単純なもの

  約 700円 

隣の歯との間を含む虫歯の場合  

  約 900円 

虫歯の治療以外にも再診療などもかかるため、虫歯の治療をCRで行った場合、

再診療などの基本点数1000円程度+虫歯治療1本1000円=合計2000円程度で考えていてください。

複数本まとめて治療を行う場合には、金額が大きくなる恐れがあるため、事前にお伝えします。

硬質レジン前装冠

 約 8600円

再診療なども含めて1万円程度で考えていただくといいでしょう。

 

CAD /CAM冠

小臼歯(4番目・5番目の歯)

 約 7100円

大臼歯(6番目の歯)

 約 7700円

前装冠同様、1本治療すると1万円少し超えるくらいと考えてるといいでしょう。

4 Brの保険適用について

2018年から高強度レジンブリッジというのが保険適用になりましたが、適用の条件が厳しくほとんど行われていません。

当院でも患者様からの強い要望で行ったことはありますが、強度・精度・経年劣化など多角的に見ても正直なところあまりお勧めしません。

条件は以下の通りです。

・第二小臼歯(5番目の歯)のみの欠損であること

・第二大臼歯(7番目の歯)が左右全て残っている

・過度に強い力がかからないこと

・第一小臼歯(4番目の歯)と第一大臼歯(6番目の歯)だけで支えること。

(特例:金属アレルギーの場合の臼歯部一歯欠損には適用)

これ以外にも、硬質レジン前装冠の頬側をレジンでコーティングすることで見た目をカバーする方法もあります。

ただし、コーティングできるのは第一小臼歯(4番目の歯)までです。

5 保険でできる白い歯のデメリット

コンポジットレジン

経年劣化(変形・変色)する。

強度が弱いため力のかかる部位では欠ける。

 

硬質レジン前装冠

金属イオンが溶け出し、歯茎や歯の根っこを変色させる。

金属で裏打ちされているため、透明感は全くない。

形を吟味したりはできないため、不自然な形に仕上がる場合がある。

前装レジンの劣化で形が丸っぽくなる。

 

CAD /CAM冠

CAD/CAM冠は金属を使用しないため、硬質レジン前装冠によく見られる黒ずみの問題を解消し、比較的自然な外観を提供することができます。

しかし、プラスチックベースの材料であるため、摩耗に弱く、多用による変色、剥離傾向、セラミックや金属代替物に比べて脱離の可能性が高いなど。

特に犬歯や第一大臼歯は噛み合わせにとってとても大切なkey toothです。

ここに脱離のリスクが高く、強度が低いCAD /CAM冠をいれるのはあまりお勧めしません。

6 保険の白い歯はセラミックなのか?

ハイブリットセラミックと呼ばれるのでセラミックのように思われがちですが、レジンとセラミックの合いの子です。

メインはコンポジットレジンでセラミックの粉末を混ぜて強度を高めたようなものです。

当院で紹介する際も、『ちょっと強化されたプラスチックだよ』というお話をします。

一時的な審美を得るのにはいいかもしれませんが、長期的な健康と美を手に入れたいのであればCAD /CAM冠は第一選択にはならないでしょう。

しかし、比較的安価に審美を得ることができるので現在の銀歯に大きなストレスを感じているのであれば選択肢の一つとして考えてもいいかもしれません。

ただし、上記に述べたように、脱離したり劣化したりするので、定期的なケアで2次虫歯にならないための事前対策は必須かもしれません。

 

【執筆者】

栃内歯科医院 高度診療主任 歯科医師 栃内秀啓

盛岡第一高等学校 卒業

神奈川歯科大学  卒業

所属学会

顎咬合学会

口腔インプラント学会

国際歯周内科学会

予防歯科協会

日本審美歯科学会

【連絡先】

〒020-0884

岩手県盛岡市神明町10-35(バスセンター徒歩3分)

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