インレー(詰め物)について
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- STEP 1虫歯の診査・診断
- レントゲンや視診を行い虫歯を見つけます。
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- STEP 2浸潤麻酔とむし歯の除去
- インレーは神経が生きている歯に行う治療なので、まずは麻酔をかけていきます。
麻酔が効いたらむし歯を除去していきます。
神経に近い虫歯の場合は神経を守るお薬を置いて形を整えていきます。
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- STEP 3かた取りをするorカメラでスキャンする。
- 形を整えたら歯型を取る粘土でかた取りしていきます。
選択された治療方法によってはかた取りだけではなく、カメラでスキャンしていきます。
セラミックインレーの場合、ここで特殊なカメラで色の写真を取ります。
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- STEP 4インレー装着
- 出来上がってきたインレーを口の中に装着していきます。
染みる場合には麻酔を行っていきます。
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- STEP 5メンテナンス
- 被せ物と歯の間に汚れが残ってしまうと二次むし歯になってしまうことがあります。
また、歯ぐきの境目に汚れが残ると歯周病になってしまうので、きちんとセルフケアを行う必要があります。
毎日歯磨きを行っていても、苦手な部分には汚れが残ってしまいがちです。
足りない部分は定期的な検診でクリーニングをして汚れを落としましょう。
被せ物を長持ちさせるためにも、ほかの歯を健康なままで維持するためにもメンテナンスは大切です。
患者さまによってメンテナンス期間は異なりますが、3~6カ月に1度の頻度で来院いただくことが多くなります。

インレーとは、虫歯が比較的小さいケースに行われる詰め物治療です。
主に歯の咬合面(噛む面)や隣接面(隣の歯と接する部分)に限定されている場合に用いられます。
虫歯の部分だけを最小限に削り取り、金属・セラミック・レジンなどの人工材料を詰めて補う方法で、一般的には「詰め物」と呼ばれています。
小さい虫歯 → インレー(詰め物)
中~大きい虫歯 → アンレー・クラウン(被せ物)
インレーはあくまでも「部分的な修復」であり、歯の大部分を失っている場合には、クラウンなどの全体的な被せ物が必要になります。
インレーの適応症
神経が生きている
虫歯のサイズが自分の歯の1/3以下
保険診療で使用されるインレー素材とその特徴
保険診療の範囲では、以下のような素材が使用されます。
銀歯(メタルインレー) |
保険診療で最も一般的な素材。耐久性は高いですが、 |
レジン |
見た目は白く、保険適用で一部の奥歯にも使えるようになりましたが、 |
CAD/CAMインレー |
保険内で白いインレーが可能な新しい選択肢ですが、ハイブリッドレジンの特性上、 |
安価な詰め物には「虫歯の再発リスク」も

保険の詰め物はコストを抑えることができますが、その一方で、
加工精度が低く、歯との間に隙間ができやすい
隙間に細菌が侵入し、二次虫歯のリスクが高まる
という問題点もあります。
短期的な治療コストは安くても、再治療を繰り返すことで結果的に費用・時間がかかるケースも少なくありません。
セラミックインレーとは?~審美性・精度・耐久性に優れた選択肢

これらの課題を解決する選択肢として注目されているのがセラミックインレーです。
セラミックインレーのメリット
天然歯に近い透明感と美しさ
変色しにくく、経年劣化に強い
歯との接着性が高く、隙間ができにくい
金属不使用で、金属アレルギーの心配がない
デメリット
保険適用外(自由診療)
衝撃に弱い素材もある(使用部位の選定が重要)
銀歯からセラミックへの交換が増加中

最近では、見た目の問題や衛生面の不安から、銀歯インレーをセラミックインレーに交換される方が増えています。
「銀歯が目立って笑えない」
「銀歯の下で虫歯が再発していた」
「口元の印象を良くしたい」
という理由から、見た目も健康面も改善できるセラミック治療が選ばれるようになってきています。
小さな虫歯:「インレー」以外の治療方法
小さなむし歯の治療方法には他にもあります。
コンポジットレジン

歯科治療のコンポジットレジンは、歯を修復するために使用される治療法の1つです。
この治療法は、歯の修復に必要な材料を直接歯に塗布して固定することで行います。
コンポジットレジンは、プラスチック素材に似た素材で、色も歯と同じような色を選ぶことができます。
そのため、修復後の歯にも自然な見た目を持たせることができます。
この治療法は、歯の小さなむし歯や歯へのダメージなどを修復するために使用されます。
むし歯を除去し、コンポジットレジンを歯に塗布して光照射して固定します。
歯科治療のコンポジットレジンは、歯を修復するために非常に有効な治療法であり、比較的良い結果が期待されます。
ただし、経年劣化するのでメンテナンスを正しく行うことが大切です。
ダイレクトボンディング

「ダイレクトボンディング」は、自費治療のコンポジットレジン修復です。
高品質な複数種のレジンを積層・形態付与しながら、歯をより自然な色・形に近づける審美修復法です。
数種類の素材を使い分け、細やかな色・透明感を再現できるほか、強度・耐久性が高く、再治療リスクが低いというメリットもあります。
前歯や目立つ部位の治療で、審美性を重視したい方におすすめです。
レジンとインレーどっちがいいの?
インレーのメリット
耐久性
インレーの材質はセラミックにしても、銀歯にしても、レジンより強度があります。
審美性
技工士が手間暇かけて製作するので『まるでご自身の歯のような見た目』を実現します。
レジンのメリット
治療期間
レジンは当日の操作で治療が終えられることがメリットです。
治療価格
ダイレクトボンディングとセラミックインレーを比較しても価格は安いです
インレー治療の流れ
治療期間と料金の目安
自由診療詰め物(インレー)
内容 | 税込み価格 | 治療期間 | 回数 |
---|---|---|---|
ジルコニアインレー |
73,000円/本 |
1~2ヶ月 |
2回 |
emaxインレー |
59,000円/本 |
1~2ヶ月 |
2回 |
ダイレクトボンディング |
18,000円~25,000円/本 |
1日~3週間 |
1~2回 |
ゴールドインレー |
88,000円/本 |
1ヶ月 |
2回 |
※上記は自由診療の為、保険適用外です。
※保証期間は治療ごとに異なります。
支払い方法
電子マネーまたはカードでお支払いいただけます。
カード払いは最大24回払いまで可能
また、医療ローンにてお支払いも可能です。
