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マウスピース矯正は痛い?痛みの強さ・続く期間・正しい対処法をやさしく解説

   

マウスピース矯正(アライナー矯正)は、ここ数年で一気に広がり、多くの方が「ワイヤーの矯正よりも痛くない」「目立たないから続けやすそう」と期待されて来院されます。
一方で、実際に治療を始める前には、

「痛くて続けられなかったらどうしよう」
「最初の1週間は痛いって本当?」
「仕事中に痛みが出ないか心配…」

といった不安をお持ちの方が非常に多いのも事実です。

この記事では、皆さんが安心して初められるように解説していきます。
マウスピース矯正の痛みの強さ・性質・続く期間・対策 を分かりやすくまとめました。
痛みが気になって矯正治療を迷っている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

1. マウスピース矯正の痛みは「少ない」が正確な答え

まず結論からお伝えすると、
マウスピース矯正は矯正治療の中でも痛みが少ないタイプの装置です。
これは、従来のワイヤー矯正と比べて「弱くて持続的な優しい力」で歯を動かす仕組みだからです。

なぜ「痛みが少ない」のか?
歯は、骨の中に固定されているように見えて、実は『薄いクッション(歯根膜)』によってふわっと支えられている状態です。
このクッションが力を感知して、歯が少しずつ動いていきます。
歯が動くために必要な力は、
1本あたり50〜100g程度の本当に弱い力。
例えるなら、
「指先でそっと押されているくらいの弱い力」
です。
ワイヤー矯正では、この力の調整が難しく痛みが強く出ることもありますが、マウスピース矯正はこの弱い力を極めてコントロールしやすく、結果として痛みが少ないのです。

 

2. 実際の痛みはどれくらい?いつ起こる?どんな感じ?

患者さんから最も多く質問されるのが、
「どれくらい痛いんですか?」
という部分です。
結論としては、
痛み止めを飲むほどの強い痛みが出る方はほとんどいません。
では、具体的にはどんな痛みなのか?
多くの患者さんが共通して話されるリアルな体験をもとにご紹介します。

 

(1)アライナーを装着した直後の「ぎゅっとする感じ」

新しいマウスピースを入れた瞬間は、
「歯が優しく押されている」
「ぎゅっと締め付けられるような感じ」
と表現される方が多いです。 これは、そのアライナーがあなたの歯が動いた後の位置に合わせて作られているためで、自然な反応です。

 

(2)交換して半日後から出やすい「じんわり痛」

新しいアライナーに交換してから、数時間〜半日経つと、
じわじわと圧を感じるような鈍い痛み
が出ることがあります。
これは、歯が実際に動き始めているサインです。
多くの方は、

「1日で気にならなくなる」

「痛みというより違和感程度」

「動いてるんだな、と実感できてポジティブに感じた」


と話されます。

 

(3)痛みが続く期間はとても短い

歯が一番動くのは、
新しいアライナーに交換してからの3日以内。
そのため、痛みや違和感を感じる期間も
長くて1日前後です。
ワイヤー矯正のように

3日痛い

1週間食べづらい


といったケースは稀です。

 

3. 食事の痛みは?噛むときに痛むって本当?

ワイヤー矯正では、歯が敏感になって
「ご飯が噛めない」
「硬いものは無理」
という声がよく聞かれます。
一方、マウスピース矯正は
食事のときは外すため、痛みを感じにくい
のが最大のメリットの一つ。
特に痛みが出る期間以外は、
普段とほぼ同じように食事を楽しめます。

 

4. 痛みを最小限にするための“正しいコツ”

マウスピース矯正は、患者さんの協力が治療結果に直結する“共同作業”です。

次のポイントを押さえることで、痛みも治療のスムーズさも大きく変わります。

 

(1)アライナーは「しっかりフィット」させること

アライナーが歯にぴったりはまらないと、

歯が計画通りに動かない

無理な力がかかって痛い

次のアライナーが入らない


などのトラブルに繋がります。
そこで重要なのが
アライナーチューイー(噛むアイテム)。

チューイーを噛む理由

アライナーが確実に密着する

力が均等に伝わる

計画のズレ(アンフィット)を防ぐ


使用のタイミング

新しいアライナーに替えたとき

食事・歯磨き後の再装着時


特に 交換後3日間は毎回10分程度噛むのがポイントです。

 

(2)装着時間は“1日20時間以上”を必ず守る

マウスピース矯正は、
つけていなければ歯は一切動きません。
外してよいのは、

食事

歯磨き


の時間だけ。
装着時間が短いと、

歯が動かない

後戻りする

次のアライナーが入らない

痛みやトラブルの原因になる


つまり、
痛みを少なくするためにも装着時間が最重要なのです。
当院では、装着時間の管理方法や頑張りすぎない続け方についても歯科衛生士がサポートしています。

 

(3)アタッチメント・IPRを正しく理解する

マウスピース矯正を正確に進めるために

歯の表面に樹脂の突起(アタッチメント)をつける

歯と歯のすき間を少し削る(IPR)
ことがあります。


どちらも安全で必要な処置で、
歯を計画通りに動かす重要なステップです。
もしアタッチメントが外れた場合は、
そのまま放置すると治療が止まってしまうので、
早めに歯科医院へご連絡ください。

 

5. マウスピース矯正の痛みが不安な方へ

インターネットやSNSにはいろいろな情報があり、中には不安をあおるような内容もあります。
しかし実際には、
マウスピース矯正は矯正治療の中でも最も痛みが少ない装置のひとつ です。
治療を成功させるために大切なのは、

装着時間の厳守

小さな違和感やトラブルを放置しない

困ったときにすぐ相談する


という「シンプルな3つの習慣」です。
矯正治療は、歯並びを整えるだけでなく、
あなたが『もっと自信を持って笑えるようになる』ための手段です。
痛みを最小限に抑えながら、歯科医師・歯科衛生士と一緒に理想の歯並びを目指していきましょう。

 



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